数寄屋内藤 内藤社中初釜を行いました✨
1月19日 善光寺吉祥院様にて内藤社中初釜をさせていただきました。
お正月最初の茶事、茶会を初めて釜を火にかけるいう所から裏千家では初釜をいいます。
初釜には社中や近しい方々をお呼びして厳格の中、抹茶を点てます。
呼ばれた客も亭主の気持ちに添い厳格な気持ちと装いで茶会に参加します。
吉祥院様の計らいで玄関には目印の和傘を立てていただきました。
善光寺吉祥院とは
善光寺宿坊 吉祥院は、信州 善光寺の永代宿坊です。
善光寺の一山、永代宿坊として善光寺の歴史と共に歩み続け、全国より善光寺へお越しになる皆様をお迎え致しております。
入口の樹齢200年以上と伝えられている赤松の門が歴史を感じさせます。
吉祥院様ホームページより引用。
待合には三番叟、床の間には蓬莱山飾りをさせていただきました。
三番叟は狂言の演目でお正月などおめでたい季節によく趣向で使います。
蓬莱山飾りは本来は鏡餅を飾りますが茶家では釜の湯を沸かす炭を餅の代わりに設えます。
全てに意味があり、海老は腰が曲がっても健康である長寿の証。
裏白の葉は裏表がないように、橙は代々繁栄などおめでた尽くしの飾りです。
茶席床の間は結び柳を飾り、花は鶯神楽に曙椿を生けました。
まずは濃茶、その後に薄茶。 皆さま初めての方ばかりなので緊張されておりました。
私も緊張が伝わり無言の中、濃茶式をさせていただきました。
薄茶は緊張もとけ和気あいあいとできました。
お正月にはよく嶋台茶碗で濃茶をいただきます。金銀の抹茶茶碗に濃茶を点て抹茶の中に溶け込んだ金も一緒に召し上がります。
薄茶はおめでたい華やかなお道具を使います。今回は宝づくしの皆具に宗旦好みの及台子を使用しました。
食事は吉祥院奥様特製の精進料理懐石をいただきました。
お酒も一献出し杯や杯台の使い方も練習しました。
食事付きの茶会はやはり楽しいdす。お酒が入るともっと楽しいです✨
おもてなしは実践にかなう物なしですね! 楽しいひと時を過ごさせていただきました。