善光寺吉祥院にて数寄屋内藤陶器店初釜開催しました✨

2023年1月21日22日と善光寺吉祥院をお借りして数寄屋内藤陶器店主催の初釜を行いました。

初釜とは新年に始めて釜をかけるお茶会の事です。

新年新たに社中や大事な方をお招きして濃茶を点てて茶を喫する。

とても大事な茶会です。

初釜には嶋台という金銀の盃の形をした楽茶碗で濃茶を点てます。

今年の濃茶は数寄屋内藤陶器店でも販売している京都宇治「香岳園製茶 天壇の昔」を使用しました。

香岳園で最も等級が高く高額な抹茶です。

30gで約10人分の濃茶が点てられます。

 

冷蔵庫や冷凍庫で保管している抹茶は粒子が細かく湿気でダマになりやすいので茶篩缶で抹茶を漉してから

茶入や棗に移し茶を点てます。

待合は吉祥院所蔵の三番叟の三福対、正面には蓬莱山飾をいたしました。

蓬莱山飾りの中央は普通は鏡餅ですが茶家の初釜では炭を代わりに飾ります。

正面に海老を飾りゆずり葉、ウラジロなどを飾り付けします。

今年は「癸卯」卯年なので福本積応老師筆「清友」の字に兎の絵賛の色紙を脇に飾りました。

本席には立花大亀老師筆「松寿千年翠」しょうじゅせんねんのみどりを掛けました。

松は千年経っても青々としているおめでたい象徴です。正月ということでこちらを掛けました。

長柳を掛け、右にはブリブリ香合、床柱には竹一重切花入に越前水仙を生けました。

銅鑼打ちをしてお客様に席入りの合図を、、

砂張の銅鑼をお借りしました。名品の銅鑼は音色や余韻が心地よいです。

炭も入れて釜の湯を沸かし。香を焚き。

茶室を清浄してお客様をお迎えします。

写真は濃茶点前です。

点前座に少し映っている写真が嶋台茶碗の金色です。

長板に皆具を使いました。

コロナ中なので一碗一碗別の茶碗で各服点致しました。

薄茶は社中の和服美人に点てていただきました。

いつも稽古でもしておりますが場所、人もスーツ姿ですので緊張します。

莨盆は博多曲物を使用しました。鶴亀に松竹梅の吉祥柄です。

火入は宮川香雲作七宝です。

本来は刻み莨とキセルも添わせて出します。

このご時世禁煙にてお願いいたしました。

初日は子供茶道教室の方をお招きし、親族の方もご招待いたしました。

22日の次の日は社中や親しき方をご招待して濃茶、薄茶を点ておもてなししました。

茶会の後はお弁当をお取りして祝膳を催しました。

懐石料理風に一献つけて、お椀は海老しんじょう、八寸はからすみと黒豆を

茶会をして緊張の後の一献は気も緩み美味しいお酒となりました。

一年気持ち新たに茶の湯の傾向に一双励んでいきたいと思います。

茶道に興味ある方、子供茶道に興味ある方、ぜひお問合せくださいませ。

お住いの近くなど皆様にあったお稽古場紹介いたします。

数寄屋内藤陶器店ホームページブログを見たとお伝えくださいませ。

タグ: